映像・広告クリエイター科

2009年 09月 04日

6Sense 6Nights(2009年)

夏季特別短期セミナー/『6Sense 6Nights』リポート


映像・広告業界のトップランナーをお招きして毎年開催しています、夏のセミナーも6年目になりました。
今最も輝いている、6名+1名のクリエイターによる『6Sense 6Nights』が、当校にて2009年8月19日(水)より始まりました。





【第1夜】 8月19日 東畑幸多(電通 CMプランナー/コピーライター)

第1夜のトップバッターは、電通 CMプランナー/コピーライターの東畑幸多講師。
『最近、広告をつくるとき、大事だなと思っていること。(個人的に)』と題して、ご自身の豊富な作品事例を基に、熱い6日間のセミナーがスタートしました。

"サービス精神とひらきなおりが身上"とおっしゃる講師が、「からだ巡り茶」「B-ing」「山田悠子の就職活動」などコピーとプランニングの過程を語られ、特に本年度TCC賞(東京コピーライターズクラブ賞)グランプリの「OTONAGLICO・25年後の磯野家」の企画制作過程のお話は圧巻でした。

そのコンセプトは、タラちゃん、イクラちゃん、ワカメやカツオなど"日本一有名な子供たちがOTONAになったら"。「相手の想像をちょっぴり超える」「コピーやCMを考える前に、相手の心を動かすコミュニケーションを考える」「いいコピーよりいいことを考える」等々、パワーポイントと多彩な事例で好調な滑り出しの第1夜となりました。


【受講者のコメント】 (受講者のアンケートから抜粋しました)
・ やはり現在進行形のクリエイターの話は面白い。
・ 「広告」「企画」「CM」という言葉をあまり使わずに
「コミュニケーション」とおっしゃっていたのが印象的、これから必要な意識だと思う。
・ ディレクターとして、企画やコミュニケーションを考える上で大きな刺激になった。
・ このセミナーは、内側からも外側からも、バランス良く勉強になります。今後も続けてください。
・ 自分で出来ないことをやるのではなく、あきらめることで新しい視点から物事を見ることを学んだ。
・ 伝える言葉やものが平凡なことだったりしても、伝える場所、ツール、コンテンツ、その方法よって化ける可能性が
あるということは、当たり前のことですが、CMを作る時忘れてしまうことに気付かされ、ハッとした。
・ 1日目が終わったが、あと5日が楽しみ。

※等々たくさんのご意見を頂きました。

【第2夜】 8月21日 児玉裕一(キャビア 映像ディレクター)

第2夜は、キャビアの映像ディレクター児玉裕一講師。
"ミュージックビデオはCMだ!"という観点から、MV作品、CM作品を解説。

①予算との戦い②都合を逆手に取る③レンズ・トーン・カメラアングルを極めること等、
MV制作事情を語られ、3大国際広告祭である、カンヌ、クリオ、ワンショーのサイバー部門のグランプリに輝く「ユニクロック」の構造を熱く解説。
次代をつくるであろう受講生のために、重いカンヌ国際広告賞のチタニューム賞像をお持ち頂き、実際に触れることが出来、受講生は感激していました。

「何でも対応して、つくるものに愛情を持ち、常にレベルアップに心掛け、社会といかにリンクするかを考える」姿勢を強調されました。 2名の若きクリエイターによる第一週目は、満室の受講生を集め終了しました。



【受講者のコメント】 (受講者のアンケートから抜粋しました)
・ 知識の引き出しも必要ですが、"感性の引き出し"を増やすことが大切だと思った。
・ レベルの高い作品の裏側を聞けて勉強になった。
・ ダンスやミュージカルの概念が素晴らしい。
・ 我々のフィールドにはまだない考え方で、自由な発想力を見習いたい。
・ 五感を使って作られたものは、五感に素直に響くと感じた。
・ テーマのこだわり方がいいと思いました。是非仕事をご一緒したい。
・ 憧れのディレクターの講義が聞けて幸せ。
・ 講師の作風の背景にある人柄、指向性などがとてもよくわかった。
・ 会社に戻って、後輩たちに伝えたい。

※等々たくさんのご意見を頂きました。

【第3夜】 8月24日 三井明子(アサツーデイ・ケイ コピーライター)

第3夜は、アサツーデイ・ケイのコピーライター三井明子講師。
『粘りのクリエイティブ』と題して、ご自身の就職遍歴の披露から始まりました。

高校の美術の先生、広告代理店デスク、プロダクションのコピーライター、突然アーチストに目覚め、退職。その挫折後、化粧品会社宣伝部、外資系広告会社コピーライターを経て現在に至る。

その稀有な経験を通じて培われた"あきらめの悪い性格"が現在の仕事に生かされているとのこと。数々の広告賞を受賞されている「味の素」「カルピス」などのラジオCMや「オンワード23区」のキャンペーンTVCM、WebCMの企画制作過程を作品鑑賞しながらの講義でした。

三井講師ご自身の"3大あきらめの悪い行為"は、①出来る限り考える②ギリギリまで考える③収録が終わってからも思い悩む、こと。それは現在の仕事の場で多いに役立っていることを力説されました。ラジオCMや、クリエイティブディレクターとして、菅野美穂さん出演、箭内道彦さんディレクションの「23区」など多くの作品群を通して、メディアを越えて多様なコピーライティングの引き出しをお持ちの"ことばのクリエイター"だと受講生は実感していました。

【受講者のコメント】 (受講者のアンケートから抜粋しました)
・ 三井さんの思いが伝わる良い講義でした。
・ 広告は広いなぁと思った。
・ 色んな経歴、挫折を経てコピーライターになっていることを心強く思った。
・ 多くの映像、様々なエピソードがとても勉強になった。
・ 時にはコピーらしさを捨てることやタイミングによって響くコピーが違うことが勉強になった。
・ 三井さんのコピーは、感情の隅っこをくすぐられる感じ、こういう攻め方があることが勉強になった。
・ 23区のコピーに共感した。
・ 三井さんは不思議な方でした。
・ 6回全て拝聴したい。とても魅力的な講師陣で、またお誘いください。

※等々たくさんのご意見を頂きました。

【第4夜】 8月26日 松井美樹(博報堂クリエイティブセンター エグゼクティブクリエイティブディレクター)

第4夜は、博報堂クリエイティブセンター、
エグゼクティブクリエイティブディレクター松井美樹講師。
『広告低成長時代に本格突入!日本のクリエイターってどうすれば生き延びられるの?』という、講師曰く"辛気臭い"テーマで始まりました。

その方法は、
①花魁(トップクリエイター)を目指せ!
②前線の英雄を目指し、クリエイティブの陣地を拡大せよ!
今の時代、クリエイティブの幅と深さを拡大することが必須であり、何がクリエイティブアイデアであるかという定義を変えること。幅はメディアの枠を超えることであり、深さは経営・ビジネスの領域へも関わることであることを強調された。

また世界を動かさなければクリエイティブではないことを、海外のクリエイターの言葉"Make News Not Ads"と "売らなければクリエイティブではない"を紹介。クライアントとクリエイティブは、立場を超えた1チームになれることを力説された。以上のことをNISSAN NOTEとJINROなどの豊富な事例で解説しながら、2時間に渡る濃いセミナーが展開しました。それは受講生にとってまさにDeepなひと時となりました。


【受講者のコメント】 (受講者のアンケートから抜粋しました)
・ めちゃめちゃ面白かった。
・ 胸につかえていたモヤモヤが、すーっと消えるような感覚がした。
・ 広告制作の幅の広さにについて勉強になった。
・ 制作会社の立場での枠の超え方、提案の仕方難しいが、言えることが何かを考えるきっかけになった。
・ 経営と広告の関係の話が面白かった。
・ 難易度は高かったが、いい刺激になった。
・ 広告を制作という枠を越えた、ビジネスとしての可能性についての体験談がためになった。
・ 広告主の実際の声から解決策を見つけていく過程が参考になった。
・ 遠慮せず全ての講座に参加すればよかったと、後悔してます。

※等々たくさんのご意見を頂きました。

【第5夜】 8月31日 中島信也(東北新社 CMディレクター)/小栗洋平(東北新社 CMディレクター)

第4夜は、博報堂クリエイティブセンター、
エグゼクティブクリエイティブディレクター松井美樹講師。
『広告低成長時代に本格突入!日本のクリエイターってどうすれば生き延びられるの?』という、講師曰く"辛気臭い"テーマで始まりました。

その方法は、
①花魁(トップクリエイター)を目指せ!
②前線の英雄を目指し、クリエイティブの陣地を拡大せよ!
今の時代、クリエイティブの幅と深さを拡大することが必須であり、何がクリエイティブアイデアであるかという定義を変えること。幅はメディアの枠を超えることであり、深さは経営・ビジネスの領域へも関わることであることを強調された。

第5夜は、"東北新社Night!"
中島信也ディレクターと小栗洋平ディレクターのデジタルトークショー。

それぞれの自己紹介は中島信也作詞、水前寺清子唄"CCレモン"の曲に乗ったサントリーCM作品集で始まりました。小栗ディレクターはショートムービー「手紙」。
作品を通して、今日までの略歴とデジタルとの関わり方を披露。デジタルCMの先駆者とその真っ只中で育った2人の話は、カップヌードルという共通の商品を題材に語られる。

"hungry?"で時代を席巻した中島講師は、同世代のライバルディレクターに差をつけるためにデジタル分野を志向していった。その20年後となる小栗講師は、「ハイパーが好きで、仕事好き、どんな状況でも何処か面白いところを探す」性格。
キムタク演じる「カップヌードル"DREAM"シリーズ」を解説。「"hungry?"~"DREAM"へ、CMは世の中を映す鏡だと言われているが、ホントにその時代を感じる」「技術が進歩すると面白さがハッキリしてくる」「大きな世界は1人では出来ない」「伸びるディレクターは人との関係を滑らかのする人」「デジタルをやればやるほど、アナログなライブのすごさがわかる」などディレクター魂満載のトークが炸裂。

そして最後に2011年に向かって「スタッフとDIGIりょく力を発揮し、TVCMを元気しよう!」「TOPメディアには、必ずTOPクリエイターが存在するのだから」と締め括られた。広告会社、制作会社、の受講生の方々、当校卒業生、在校生に、東北新社企画演出部の心意気が感じられた一夜でした。



【受講者のコメント】 (受講者のアンケートから抜粋しました)
・ 2人のかけ合いがとても面白く、CMを作る上でとても勉強になった。
・ つくり手にしか感じられない生の話や本音が聞けて、ドキッとさせられ、共感しました。
・ 様々な分野で活躍されている方々、このセミナーは大変良い選択をいていると思った。
・ ディレクターとして、心に残しておきたい沢山のコトバを聞けた。
・ すごい先輩方です。
・ 今、広告業界への就活中なのでとてもためになった。
・ 細かい作業についての話が聞けてありがたかった。
・ アナログ+デジタルの合わせ技!!うなりました。
・ 最終的に力になるのは人間力だ!いい話だった。

※等々たくさんのご意見を頂きました。

【第6夜】 9月4日 澤本嘉光(電通 エグゼクティブ・クリエーティブディレクター CMプランナー)

第6夜最終日は、電通エグゼクティブクリエーティブディレクター/CMプランナー澤本嘉光講師。

この特別セミナー、3回目の登場です。今回はあえて、あのソフトバンク「白戸家シリーズ」を封印しての講座となりました。 テーマは『ともだちは大切です!』 CMプランナーとして、数多く仕事をされているCMディレクターの中から、特に今回は関口現氏と高田雅博氏との関わり方を取り上げ、その作品を鑑賞し、制作過程を紹介されました。

両ディレクターともにご自身の企画を実現してくれる"ともだち"であり、同じ映像言語を持ち、一緒になって戦ってくれる"ともだち"でもあることを強調されました。また「つまらないことでも、ちゃんと作れば、いいものになる」というモンティ・パイソンの言葉を理解し、目標点がわかっている"ともだち"であり、その"ともだち"の世界を想定して企画をすることを力説された。


【受講者のコメント】 (受講者のアンケートから抜粋しました)
・ 前回や他の場所での内容と全く違うので良かった。
・ スタッフの強味を見極めるセンスを磨くエッセンスを体感した。
・ 仕事のこなし方、進め方、周りの様子に、一番その人出てくるので面白かった。
・ プランナーとディレクターの関係性の大切さを学んだ。
・ このセミナーじゃなければ聞けない内容の話を多く聞けて良かった。
・ CMの面白さとは違い、物静がな人でした。
・ チームビルディングの大切さを学んだ。
・ 人との関わりからどんどん良いものが作り上げられていく過程が大変面白かった。
・ 5回参加しましたが、「感性的BOX」が見えてきたと思った。
・ 非常に濃いイベントだった。
・ 今後また参加したい。

※等々たくさんのご意見を頂きました。

8月19日より開講しました6夜にわたる『夏季特別短期セミナー/6Sense6Nights』も、受講生は延べ300名の盛況。
在校生、卒業生はもとより、ご参加された広告会社、制作会社、一般の方々の暖かい拍手とともに無事終了しました。
来年もまた装いも新たに開催致します。是非ご参加をお待ちしております。


【 『6Sense 6Nights』リポート 】映像編集や広告制作にご興味のあるみなさま
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