<a href="/graduate/">卒業生インタビュー</a> 小澤雅人

卒業生インタビュー

僕の中で編集は、映画づくりの工程の中で、一番大事にしている部分ですね。

小澤雅人

映画監督・映像クリエイター・脚本家

主な作品 『月光』(2016年劇場公開作品) 『風切羽』(第14回全州国際映画祭で「Best Picture Prize」を受賞。全国16館で劇場公開)
(オフィシャルサイト:http://masatoozawa.zohosites.com/about.html)

映画監督になろうという思いに至るのに一番大きかったのは修了制作ですね。

■このたびは『月光』の劇場公開おめでとうございます。前作の『風切羽〜かざきりば〜』に続いて劇場公開の長編映画としては2作目になるのでしょうか?ところで、小澤さんは映像テクノアカデミアの映像編集クラスを卒業されていますが、そのころから映画監督になろうという思いがあったのでしょうか?

いや最初はそこまで思っていなかったかもしれないです。なんとなくはあったと思うのですが。映像テクノアカデミアの編集クラスを選んだのは編集をできるようになれば映画関係の仕事にも就きやすいんじゃないかと思ってのことです。実際やってみて編集も楽しかったし、それでいいかなと思っていたのですが、映画監督なろうという思いに至るのに一番大きかったのは修了制作ですね。クラスのみんなが脚本を書いてきて、一番面白い脚本を選ぶのですが、僕の書いた脚本が選ばれて、監督をやることになったんです。その時に初めて「監督って面白いな」と思いました。内容的にはくだらない話だったんですが(笑)でもあれが大きかったですね。



学校に通っていなかったら今映画を撮ってないだろうなと思います。

■映画監督になろうと思っても実際になることは難しいと思うのですが、なるためにはどうすればいいのでしょうか?

僕の場合は業務用のビデオカメラを自分で買って、インディーズバンドのライブ映像を作る仕事や、企業VPを作りつつ、自主映画を撮っていました。そして仕事で知り合った映画プロデューサの方から声をかけて頂いて、オムニバス形式の短編映画で一応商業映画デビューしました。今は誰でも映画は撮れるじゃないですか。機材は安いし。カメラ買って撮って編集してしまえば誰でも映画監督になれます。それをどうしたいか。劇場公開したいのか。職業監督になりたいのか?結局は自分がどこまでやりたいかですよね。映画作るにはお金もかかるし、スタッフも集めなくてはいけないし、経験というか自分で編集をするならその知識もないといけない。「この映画を作りたいんだ」という執念というか、 覚悟とお金さえあれば作れるんじゃないかなと思います。ただ、自分のことを振り返ってみても映像テクノアカデミアに通っていなかったら今映画を撮ってないだろうなと思います。やっぱり映像テクノアカデミアで学んだ知識があったから、スムーズに自主映画を自分で撮れるというイメージがあったと思いますね。編集クラスでしたけど、編集だけじゃなくてカメラや脚本についても学べたことが自分にとっては大きかったです。現場でバリバリ活躍している講師の話を聞けたのも良かったですね。やっぱり学校とか行かずにいきなり映画撮ろうと思っても難しいと思います。独学にも限界がありますし。脚本とかは自分で学べるかもしれないけど、撮影とか編集は実際にやらないと分からないと思いますね。



自分が映画を撮る時は編集から逆算して考えますね。

■映画づくりにおいて重要なことってなんですか?

別に自分が卒業したクラスを宣伝する訳じゃないですけど、編集が一番大事だと思っています。自分が映画を撮る時は編集から逆算して考えるんです。こういう編集にしたいからこういう撮影をして、こういう脚本にして、みたいな。編集が分かっていると完成形がイメージできるんです。映像テクノアカデミアの授業でカットバック編集の課題の時に、すごく良い画があったのでそのカットを何度も使っていたら編集の先生に「一番良いカットは1回しか使わないほうがインパクトが出る」というようなことを言われたのを覚えています。その当時学んだことは今映画を編集する時に役立っていますね。編集をまず学んだからか、自分の映画の編集は自分でやりたいと思いますね。また自分で編集が出来るから映画を作れている、編集が分かっているからシナリオも書ける、とも言えますね。編集が分かっていると映像がイメージしやすいから、脚本はそのイメージを文章にしていくだけでいいというか。



自分のキャリアのターニングポイントとしてすごく大きかったです。

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■映像作りを学んだのは映像アカデミアが初めてですか?

ちゃんと学んだのは映像テクノアカデミアが初めてですね。自分のキャリアのターニングポイントとしてすごく大きかったです。東北新社のプロのカメラマンが撮った素材を編集して、プロの編集の講師にアドバイスをもらえたってことがすごく勉強になりました。褒められると自信になりますしね。そして修了制作で自分のシナリオが選ばれて監督したことが、今映画監督をやるようになった一番のきっかけだったと思います。



僕の中で編集は、映画づくりの工程の中で、一番大事にしている部分ですね。

■これから受講を検討している人にメッセージをお願いします。

映画づくりって、経験のある人から教わることでしか分からないことはたくさんあるんですよ。独学だと限界があって。映画のつくり方って、本もたくさんありますけどやっぱりそれだけじゃ分からないんですよね。独学で自分の感性だけでやっている人もいないわけじゃないですけど、天才でもない限りはかなり難しいと思う。出来たとしても基礎を知っているか知らないかではクオリティが変わってくると思いますね。特に編集についていえば、どんなに良い映像が撮れても編集によってダメになってしまうことも多々ありますし。僕の中で編集は、映画づくりの工程の中で、一番大事にしている部分ですね。編集は本で、文章で読んでも良くわからないですよ。映像を実際にみて学ばないと。ちゃんとしたものを作りたかったら学校で学ぶことをオススメしますね。

【卒業生インタビュー 小澤雅人】 映像編集や広告制作にご興味のあるみなさま
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