<a href="/instructor/">講師ラインナップ</a> 尾形由美

講師ラインナップ

映画やドラマを好きな気持ちを作品にこめられる、ステキな仕事です

尾形由美

映画翻訳者

代表作/[劇場字幕] …「キングダム/見えざる敵」「親愛なるきみへ」[字幕]「ヴェロニカ・マーズ [ザ・ムービー]」「ワン・トゥリー・ヒル」「ザ・ホワイトハウス」[吹替]「それでも夜は明ける」「ブリッジ(北欧版)」「ディクテーター身元不明でニューヨーク」

私は映像テクノアカデミア映像翻訳科の1期生です。
創立されたばかりのアカデミアに通いたいと思った動機は、講師陣の充実ぶりに感激したからでした。
楽しみに見ていたドラマや映画の翻訳をされ、今も活躍されている翻訳家の方たちの授業を受けたい、何としてもこの学校に通いたい!と思いました。
入学して、翻訳に必要な知識や、現場のお話をワクワクドキドキしながら聞いていました。正直に言うと、理解したような気にはなっていましたが、本当の意味では理解していなかったと思います。
ですが、卒業後にチャンスをいただき翻訳の仕事をするようになると、授業で聞いたことが「ああ、あの時に先生が言っていたのはこのことか」と納得することがしばしば。アカデミアに通ってよかったと思うことが多々ありました。
私がそう実感できたような、実際に仕事をする上で必要なこと、作品に取り組む上でのポイント、映像翻訳という仕事の魅力などを、授業で皆さんにお伝えできれば...と思っています。

吹替翻訳は、まさにチームの一員としての仕事。翻訳者が書いたセリフを、ディレクターが演出し、役者さんが魂を吹き込んでくださる。最初に担当した連続ドラマのアフレコで、とても感動したのを今でもハッキリ覚えています。
私は途中から参加したので、いきなり妻が夫を毒殺する長いシーンがありました。ラテン系のドラマだったので、妻はずーっとセリフを言いながら夫を殺します。妻役の声優さんが、私の書いたセリフをひと言も直さず、本当に涙を流しながら演じてくださったのを見た時は、感動で鳥肌が立ちました。吹替翻訳の醍醐味を体感した瞬間でした。

字幕翻訳も、もちろんチームの仕事。東北新社から依頼される字幕作品の場合、演出担当者さん、文字校正さん、チェッカーさん等、多くのスタッフが関わっています。試写をして代案を考え、初めて自分が翻訳した字幕のついた作品を見たときは、やはり感動で鳥肌が立ちました。もちろん、まずいところも目につきますが、それを糧としてステップアップを目指す気持ちが大切だということも実感できました。

映画解説者の淀川長治さんは「どんな映画にも必ず見所がある」と仰って、たとえB級作品であっても「この場面の役者さんの表情がいい」とか「このセリフがいい」と、長所を見つけて褒めていらっしゃいました。
翻訳にも、そういう気持ちが大切かなと思います。自分が苦手な分野や、あまり好きになれない作品を担当することになっても「このセリフは大好きだから記憶に残るセリフにしたい」とか「この俳優さんがステキに見えるように」という気持ちで取り組むと、そういう愛情が作品からにじみでるような気がします。
映像翻訳は、映画やドラマを好きな気持ち、それを自分で作品にこめられるステキな仕事だと思います。
もちろん苦労もありますが、それが吹き飛ぶ瞬間もたくさんあります。

興味のある皆さん、はじめの一歩を踏み出してみませんか。

【映画やドラマを好きな気持ちを作品にこめられる、ステキな仕事です】映像翻訳(字幕翻訳・吹替翻訳)にご興味のあるみなさま
映像テクノアカデミアの映像翻訳科では、映像翻訳(字幕翻訳・吹替翻訳)のプロを目指す方のために、基礎から応用レベルまで第一線で活躍中の翻訳者が丁寧に指導いたします。また、「本科」「専攻科」「プロクラス」修了者がトライアル審査をクリアすると、東北新社から仕事が発注され、幅広い分野の映像翻訳の経験をつむことが可能です。