映像テクノアカデミア

Techno Voice スタッフが綴る公式ブログ

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【映像・広告】映像翻訳科 卒業生 木村佳名子さんの字幕翻訳「あの頃、君を追いかけた」2011年台湾(@新宿武蔵野館)

2013年9月24日 10:50

ae449e31c21225f5901d220d29addbab.jpg本作を見ることになったきっかけは、
ある日、映像テクノアカデミアの事務局に映像翻訳科の卒業生であり
現在、字幕翻訳の仕事をしている木村佳名子さんが訪ねて来てくれたから。
木村さんが自分が翻訳した映画がもうすぐ新宿で上映されるということで
わざわざお知らせに来てくれたのだった。
面白い映画を翻訳して字幕に紡いでいくという作業は
大変だけどやりがいのある仕事だろう。
しかも、その仕事が映画の原版が残る限りの残り続ける。
映画のエンドロールの最後に、「翻訳 木村佳名子」とクレジットが出る。
本作はエンドロールにも工夫があり、最後まで楽しく見ることができた。

ところで、韓国映画の「建築学概論」という映画は、独特の甘い恋愛映画で話題になったらしい。
この映画もその「建築学概論」や「サニー 永遠の仲間たち」と同じような系統に
属する映画だそう。1994年から2005年までの約10年間を描いている。
台湾の16歳から社会人までの約10年間。
「青春!」という言葉がまさに「青春」だったころの青春映画である。

こうした「青春!」を描いた
映画やドラマが日本では少なくなってきたなあ!と思う。
純愛ものもしかり?
そうしたものをいまも描いているのは台湾や韓国なんだろうか?
韓流や華流にはまるというのはそうしたことも一つの原因なのでは?
日本が失ってしまいつつあるものがその中には確かにあるのかもしれない。

この映画は「切なさ」ということを描いた映画なんじゃないか?
映画を見終わったときの感想がそこに集約された。

「切なさ」

という感情って東アジア圏以外の人は、もっているのだろうか?
悲しみとあきらめとがないまぜになった甘酸っぱいもの。
ある種の諦観を含めた愛情の中にその「切なさ」がある。

高校3年生の18歳の同級生たち。
日本の高校生よりも幼い感じがするのはお国柄だろうか?
中高一貫の台湾の地方の街の進学校。
ここで勉強をやらず日々を過ごしている男の子と真面目で美人のヒロインの女の子の恋物語を中心に話が進んでいく。
ヒロインの女の子がいろいろな見え方をする。
吉高由里子や石原さとみ
そして以前の女優だと水野美紀や横山めぐみを思い出す。

やさしい顔をしたヒロインがキツメの優等生のキャラを演じる。 そういうキャラだからこそ彼女が崩れて自信を喪失してしまうシーンなどが魅力的に見えてくる。
一方の男の子は、山本太郎に似ている。
山本太郎が高校時代ダンス選手権で「メロリンQ!」などというギャグをやっていた頃の山本太郎とダブって見えてくるのだった。

そうして彼らは高校時代の思い出を持ちながらそれぞれの道を歩んでいく。
自己の原点が高校生活にあるという人は、
いまの日本にもたくさんいるのではないだろうか?
40台の後半になると高校や中学の同窓会が頻繁に行われるようになるらしい
。 その思いでを引きずりつつかなわなかった想いを持ちながら生きていくというところに

「切なさ」

を見てしまうのだろう。
前半は、典型的なラブコメ的なトレンディドラマか?と心配したが、
後半になるにしたがって状況の葛藤から生まれてくる

その「切なさ」にやられる。

胸の奥がきゅんきゅんとなるストレートな映画でした。

【声優・俳優】舞台、舞台の日々

2013年9月23日 11:39

 

久しぶりの登場、男守骨斗です。

 

久しぶりすぎて、完全に自分のブログネームを忘れていました。

 

 

最近、少し仕事が落ち着いてきたこともあり、舞台を観る機会が増えてきました。

 

その中でも、一昨日観た「夏ノ方舟」は秀逸でした。

 

演劇集団円による公演で、主役は、声優としてもご活躍されている朴璐美さん。

 

今回は、作・演出に劇団桟敷童子の東憲司さんを迎えるということで、新劇とアングラのコラボレーションという点でも話題を集めていました。

 

 

「すげぇ...」

 

 

観終えた直後、私のあんぐりと開いた口から漏れ出た言葉です。

 

 

とにかく熱量、エネルギーがケタ違い。

 

しょっぱなから全力疾走、一気に二時間を駆け抜けるスピード感。

 

「舞台は生き物」という言葉を聞くことがありますが、文字通り舞台が脈打ちながら生きていました。

 

圧巻、そんな言葉がふさわしい、私が今年観た中でのナンバーワンでした。

 

 

 

我が映像テクノアカデミアも負けてはいられません。

 

昨日、俳優研修クラス、俳優実践クラスによる秋の試演会が行われました。

 

この夏、海にも山にも花火大会にも行かず(たぶん)、ひたすら稽古に打ち込んだ彼らの熱い、いや暑苦しい、いやむさ苦しいまでの思いは、きっと観客の心に届いたことと思います。

 

 

10/14(月・祝)には声優実践クラスによる創作舞台、11/23(土・祝)には声優研修クラスによる試演会と、まだまだ舞台の日々は続きます。

 

こちらにもご期待ください。

 

 

それでは、またいつかお会いしましょう。

【声優・俳優】秋の試演会のお知らせ

2013年9月 5日 16:39

今年のアカデミアの夏休み期間は、授業が無いので教室は無人、生徒達の姿は何処にも見かけないと思いきや、毎日空き教室を狙って、生徒達が事務局に殺到していました。
コラボ授業?もちろんそれもあります。
もう一つの理由は、9月16日と23日に声優・俳優科が行う試演会の自主練の為です。

9月16日(敬老の日)は、トータル・トレーニング・コースの「からさわぎ」と
専科特訓クラスの「クレイジーピープル4」の2本立て。
そして9月23日(秋分の日)は俳優研修クラスの「県立町田高校物語」と
俳優実践クラスの「コーラスライン」の2本立てです。

9月16日に上演する「からさわぎ」は、原作がシェイクスピアの「空騒ぎ」を現代版に脚色した喜劇。
もう一本の「クレイジーピープル4」はクレイジーピープルシリーズの第4弾。
相変わらず奇想天外な人達が登場し、狂気な世界へ主人公を導こうと画策する正にクレイジーなドタバタ喜劇。

そして9月23日に俳優研修が上演する「県立町田高校物語」は、題名の通り、学園物コメディ。
皆さん、高校時代を懐かしみながら、演技を楽しんでいます。
でも先生役の生徒達は、背伸びをして、自分達が出会った高校教師をイメージして役を作っています。

俳優実践が挑戦しているのは、歌あり、踊りあり、お芝居ありのブロードウェイ・ミュージカルの代表作「コーラスライン」の縮小版。
エンディングのダンスよ.JPG 踊った事が無い人が一生懸命振りを覚えて踊る姿は、見ていて感動ものです。

9月に入っても、本番に向かって毎日、練習に余念がありません。
入場無料なので、是非お時間がありましたら、観に来て下さい。
詳しいことはホームページ又は事務局にお問い合わせください。

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