映像テクノアカデミア

Techno Voice スタッフが綴る公式ブログ

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【】「特進クラス」授業レポート

2016年12月12日 15:24

12月9日(金)、「特進クラス」の授業を見学してきました。

「特進クラス」は、週3コマの授業で、2年間で身に付ける内容を1年間で学ぶ短期集中型のクラスです。

初心者はもちろん、経験者でも発声や滑舌など、基礎から学び直して「1日でも早くプロの声優になりたい!」という受講生が集まっています。

今回の授業は、内池先生による「アニメ実技」でした。


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内池先生は、「奥さまは魔女」「スパイ大作戦」など往年の大ヒットドラマを手掛け、テレビCMのディレクターとしても数々の賞に輝いた東北新社の創業メンバー。
現在も多くの作品を演出なさっています。









教材として使用したアニメ作品は、知らない人がいない名作。
太った女王やいたずら猫など、個性豊かなキャラクターがたくさん出てきます。
皆さん「アニメ実技」は2回目。
とても緊張していましたが、さすがは皆さん、短期集中型のクラス。
自分の演じたいキャラクターを積極的に挙手。


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 内池先生は、何度も映像を止め、鼻歌の音の取り方や口の開き方など、マイク前の細かなテクニックを熱心に指導なさっていました。

また、映画・声優業界のウラ話など、実体験を交えながら紹介。
「吹替」と「アニメ」の違い
デイレクターが声優に求めること
オーディションで大切なこと
プロの声優はこういうことをしている など

実践的なお話をたくさんお教えいただきました。

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※「特進クラス」は、2017年度より「キャッチアップコース1+2」に名称変更になります。

【映像翻訳】始まりと終わり

2016年12月 7日 14:37

今日は12月6日、あと少しで2016年も終わりです。終わるとすぐに2017年が始まります。月単位で考えても、1日から始まり、31日で終わり。1日の単位も同じです。0時から始まり、24時で終わる、と同時に翌日の0時が始まります。時間単位で考えてみても...

 

この世にあるもの全て、始まりがあり、終わりがある。人の一生も同じ。おぎゃ~と生まれて始まり、年を老いて最後の息をふっと吐き出して、終わり。


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 行きの飛行機の中から見た富士山


映像テクノアカデミアの映像翻訳科では、大阪芸術大学 文芸学科 「映像翻訳の演習」という授業を請け負っていました。通年で単位の出る授業です。私がこちらに異動してきてからは、私が成績をつけていました。春になると、今年は芸大ではどんな学生に会えるだろう、と密かに楽しみにもしていました。大阪芸大の学生はプロの翻訳者になろうと考えて受講している人はほぼ皆無なので、とても自由な発想でセリフを作ります。

 

その大阪芸大の授業も2016年度をもって終了です。私が2017年1月7日に授業を行ったらそれで終わり。10年間続いた講座です。(私は途中からの参加でしたが)2016年1月に教務部長に「来年2016年度でこの講座は終わりです」と聞いたときは、多くの学生が参加しているこの講座に終わりがあるなんて信じられませんでした。もう大阪にこんなに頻繁に来ることはないなと思い、少し寂しい気持ちになりました。


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初めてとおされた4人部屋    机が使えなかったので すぐ変えてもらった


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日本一 高いビル    あべのハルカス


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通天閣@新世界    2016年の日本とは思えない光景が



しかし、始まりと終わり。何かが終わると、何か新しいことが始まる。

 

なんと映像テクノアカデミアでは2017年5月から、大阪でサテライト授業を始めることになりました。テレビ会議システムを使った、interactiveな、まったく新しい授業が始まります。すぐに終わりが来ないよう、頑張らなくては。



【声優・俳優】「俳優実践クラス」授業レポート

2016年12月 2日 16:11

12月1日(木)、上級者向けクラス「俳優実践クラス」の授業を見学してきました!

今回の授業は、佐藤宏樹先生による「吹替」。

授業直前に配布された台本を片手に、熱心に練習する声が廊下にまで響いていました。

使用する作品は、誰もが知っている大ヒット映画。
演じるシーンを数回観てから、いよいよ担当する役が発表されます。

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発表された役は、個性豊かな男女の子どもたちから両親、さらにおじいさんまで。
1人で2~3役を担当します。
演じるシーンを数回繰り返し観ながら自主練習開始。
 
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その後、役作りに必要な情報を佐藤先生に質問。
主人公の家族構成や父親の職業、セリフが重なるシーンでの演じ方など、多くの質問が出ました。

いよいよ、マイクの前に立って演じます!

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全員が演じ終わると、佐藤先生から1人1人の良い点や悪い点を丁寧に講評。
演じている俳優さんの感情や動作、会話の距離感、セリフの意味を理解することなどなど。
皆さん、メモを取りながら熱心に聞いていました。

佐藤先生のアドバイスをもとに読み合わせが始まります。
皆さん身振り手振りを交えて、真剣な面持ちで演じていました。

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さて、読み合わせの成果はいかに。
 
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2月のプレゼン公演まであと少し。佐藤先生の演技指導にも力が入ります。
120分の授業は、30分以上も延長して終了しました。

皆さん、引き続き頑張ってください。
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