映像テクノアカデミア

Techno Voice スタッフが綴る公式ブログ

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【お知らせ】新・映像テクノアカデミア事務局長の津田です。

2013年1月24日 15:23

大変遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
前事務局長の退任に伴い、今月から職を引き継ぐこととなりました津田と申します。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
私は映像テクノアカデミア開校の翌年、1996年から主に映像翻訳科の教務担当を務めてまいりましたが、ここであらためて全3学科を客観的に眺めてみたいと思います。

まずは、映像・広告クリエイター科から。
ここはズバリ「就職塾」と言えます。広告代理店や制作会社などのトップクリエイターが、培ってきた知識を惜しげもなく披露してくれます。少人数クラスに熱血教師の組み合わせで授業がいつも活気に満ちているのを見ると、学生コンクールなどの賞を毎年いくつも獲得しているのも頷けますね。
また、優秀な映像編集者も多数輩出しています。金八先生のように面倒見の良い学科主任(外見は似ていません)が、就職の世話をしている場面もしょっちゅう見かけますよ。映像・広告業界に入りたいけどうまくいかないという方、一度訪ねてみて損はないと思います。

次に映像翻訳科。
最近、受け身の学生が多いような気がします(全員じゃないですよ)。ここには、第一線で活躍中の翻訳者が講師として勢揃いしています。成功事例をいろいろと吸収して、自分のものとするチャンスなのです。
東北新社がやっている学校なので、卒業したての方が請けやすい仕事から、キャリアを積んでステップアップしていける放送用ドラマ、BD・DVD用映画、劇場公開作品など、活躍の場が用意されています。カリキュラム内容もニーズに合わせ年々改良を重ねています。とにかく、積極性が欲しいですね。この環境を利用し尽くすつもりで、がむしゃらにやってみませんか。優しいけど指導は厳しい学科主任が、きっちりフォローしてくれます。

最後は声優・俳優科です。
プレゼン公演。この優れたシステムを皆さんに知っていただきたいですね。
今年もまもなくの開催となりましたが、30社以上のプロダクションが同時に審査してくれます。一社一社訪ね歩いたら大変ですよ。どこが自分に合っているかもわかりませんし。プレゼン公演で複数社から合格をもらえば、話を聞きながら自分に合ったところを選べるのです。
また、合格してから一流の声優になるための総仕上げをする、これがプロクラスです。ここの講師はすべて吹替ディレクター。演出から事務手続きまで何でもこなす学科主任を先頭に、数々のディレクターが学生の実力を試しにきます。
なお、ここは他校で学んだ経験者が集まる学校と思われがちですが、未経験者をプロにまで導くコースも用意されています。生え抜きのスターも夢ではありませんので、臆せず飛び込んで来てください。


とにかく、まずは楽な気持ちで一度遊びに来てください。でも、入学してからは真剣に取り組んでください。ただし、会社勤めをされている方々が普通に両立されていますので、その点は心配無用と付け加えておきます。それでは、お待ちしています。ちなみに写真はあえて載せておりませんので、私の顔も、見に来てください。

【映像・広告】2012年 ACC 学生コンクール贈賞式!

2012年12月17日 11:42

IMG_5725.JPG2012年12月14日。忠臣蔵の討ち入りの日に、桜田門の近くの「イイノホール」でACC学生CMコンクールの贈賞式が行われました。

木下一郎(電通ECD)審査委員長の挨拶のあと受賞者たちが壇上で記念の賞状やトロフィーを授与されました。
シンポジウムの前だったので、多くのCM業界の面々の前で、それぞれの受賞者が贈賞されるところを見ることが出来ました。
映像テクノアカデミアは今年、5名の受賞者となりました。5名の受賞者が出たのは開講以来のことです!
TV部門では三浦翔平さん(銀賞)、中村功さん(銅賞)小西佑太さん(奨励賞)。
そしてラジオ部門では何と、宮下郁さん(大賞)、池田天智さん(金賞)、中村功さん(銀賞)と上位三賞を独占するというカタチになりました。
IMG_5702.JPG宮下さんが、壇上からいつもの調子で、淡々と受賞のあいさつを述べたのが印象に残りました。

あいさつでは、「アカデミアで教えていただいた講師の方々への感謝の言葉と、自分で考えたことがカタチになったことの喜び」を語ってくれました。

IMG_5762.JPG その後、受賞者たちはシンポジウムを聞き、終了後、講師の先生たちもかけつけていただき、ささやかなお祝いの会が開かれました。

【映像・広告】ACC CMフェスティバル2012贈賞式

2012年11月 8日 14:00

11月1日。
11月の最初は、昔からACCの贈賞式と決まっていました。
しかし昨年は、東日本大震災の影響で3カ月エントリー期間が延びて、贈賞式も遅れて開催されました。
今年からまた元に戻り、11月の1日に有楽町朝日ホールで贈賞式が行われ、その後場所を変えて、帝国ホテルでパーティが開催されました。こうした形で会場を分けるのは初めての試みです。
今年の贈賞式はものすごいメンバーが集まっており、びっくりしました。
マーケティングエフェクティブネス部門は「ユニクロ」のファーストリテイリング。
ラジオCM部門のグランプリは、パナソニックのコンパクトソーラーライト「一度きりのラジオCM」80秒。
そして、今年はTVCM部門のグランプリは二つが受賞。トヨタ自動車の企業「REBORN」キャンペーンが受賞。「リボーン」「出発」「宇都宮・餃子」「ヒッチハイク」「ハワイアンズ」「猪苗代湖」「工場」「石巻」と東北を北上しながらのロードムービーみたいな60秒のCMたちでした。
もうひとつは、本田技研工業の企業CM「負けるもんか(プロダクト)」60秒。
DSC03511.jpgDSC03473.jpg DSC03474.jpgそして、今年2回目になる「次世代クリエイターたちが選ぶACC賞」も発表されました。この次世代クリエイターたちは、ACC学生CMコンクールでの成績上位者から集められます。彼らがACCの各賞のCMを見て決定していきます。
今年の審査員長は、映像テクノアカデミア、広告プランナー実践クラスの小西佑太君でした。彼が壇上で発表しました。彼らが選んだのはシマンテック、ノートンの「たいせつなもの、作家」90秒。ラーメンズの片桐仁が作家の役を演じ、徹夜でやっとのことで書き上げた原稿が...。というもの。会場から拍手が沸きました。
この日はこの会場に、タレント賞として「グリーンダカラ」ちゃん、「吹石一恵」さん、「木村拓哉」さん、「北野武」さんが来てくれました。また、総務大臣も参加され、ユニクロの柳井社長、トヨタの豊田社長、ホンダの伊藤社長なども登壇され、華やかで豪華な贈賞式となりました。詳細はACCのHPをご覧ください。

【映像・広告】「第53回学生広告展」第57期東京学生広告研究団体連盟@国立オリンピック記念青少年総合センター

2012年11月 1日 16:40

東京学生広告研究団体連盟、略して「東広連」は法政大学、東洋大学、東京経済大学、実践女子大学、明治学院大学、日本大学の6大学の広告制作を主な活動とする団体です。
その団体が主催する、年に1度の最大のイベントがこの「学生広告展」。
数カ月前に課題が発表され、その成果をこの会場で披露して審査してもらうというものです。オリンピック記念青少年総合センター「カルチャー棟」の大ホールには多くの学生たちが集まっていました。

_DSC1652.JPG 1千人近く入るだろう、大ホールの半分以上の座席に、これらの大学の広告研究会の学生たちが座っていました。みんなきちんとスーツを着て、プレゼンテーションをきちんとやる、プレゼンテーションをきちんと聞く、という姿勢が出来ているのが格好良かったです。
歴史の長い学生広告展。このイベントを通じて広告制作に興味を持った学生はとても多かったに違いありません。そして、その後、広告業界に入って活躍している卒業生がたくさんいます。「みんな素直でさわやか!」最近の若者・学生に感じる傾向はここでも変わりません。
受付もきちんとしていて、そこで写真のようなリーフレットをいただきます。会場手配から運営進行、リーフレットのデザイン、制作までをすべて彼らの手で行っています。大ホールの壇上には男女の司会進行役がおり大スクリーンに映像が投影され進行していきます。今回、このイベントに見学に行ったのは、映像テクノアカデミアの講師でもある高田豊造講師(博報堂)が審査員を務めていたからなのです。

_DSC1838.JPG この広告展は驚くべきことに毎年、広告主さんを探し出し、冠スポンサーになっていただくようにお願いしています。そして、広告展で、その広告主の課題を学生たちが考え制作し発表するのです。とても実践的な試みを学生だけでやっているということに驚きました。そして、それを審査する審査員も実際の広告業界の現場の方々。高田講師をはじめとし、大広、電通、面白法人KAYAK,日本広告制作協会(OAC)からも参加されており、合計5名の方が審査にあたりました。今年の広告主は「H.I.S.」。朝から夕方までプレゼンテーションは続きました。「トータルプロモーション」「グラフィック」「ラジオCM」「TVCM」「広告コピー」の5部門の発表がありました。各大学の各チームがそれぞれの成果をプレゼンテーションしながら発表してゆきます。今年の学展大賞は 東京経済大学のラジオ作品『クローゼットの中の世界』でした。

_DSC1812.JPG この光景を見ていると広告の制作をやってみたい、広告のキャンペーンを考える仕事に就いて見たい!という学生さんはまだまだたくさんいるんだなあ!と嬉しくなりました。と、ともに彼らの素直で真摯な姿勢に感動しました。最近の傾向として素直で純粋で泣けるとかグッと来るとかの表現が好まれています。震災以降の傾向なのか?まじめで純粋な広告表現とSNSやスマホを使った表現が印象に残りました。詳細は、東広連のHPで発表されます。

【映像・広告】姉妹校・麻生情報ビジネス専門学校へ出張講義をしてきました。

2012年10月31日 14:22

2012年10月19日(金)、当校姉妹校である福岡県の麻生情報ビジネス専門学校にて、映像編集の特別講義を行いました。

ダブルスクールが主体の当校とは異なり、麻生情報ビジネス専門学校は、所属する学生の年齢層も若く、アカデミアで行われる授業とはまた違う雰囲気で行われました。
P1010492-1000.jpg まず午前中は、学生のみなさんが授業で制作した架空のCMの講評会を行いました。全15作品。
CMとしての表現がうまくいっていない作品も中にはありましたが、それぞれの作品にはオリジナルのアイディアがあり、多くの作品はこちらが想像していた出来を上回るものでした。
講評する側としても判断に迷う作品もいくつかありました。主な判断の基準に、
①架空とはいえCMである以上は「商品の売り」(訴求ポイント)がちゃんと伝わっているかどうか?
②映像作品としての構成はできているか?(起承転結などちゃんと訴求ポイントに落ちているか?)
③面白いか? 
という3点があげられます。①のポイントは必須なので迷わないのですが、②③のポイントで迷う作品がいくつかあり、迷うのは「構成はできていないけど面白い」という作品です。仕事目線で見ると構成がぐらついているわけにはいかないので、つい落ちまでうまくまとめたくなるのですが、そうしてしまうと面白みがなくなってしまう。じゃあどうすればより良い作品になるか考えるのですが、そこが一番難しいところです。
実際の仕事の現場でも、編集が組みあがった時に「こういうことでいいんだよね?」とスタッフ同士で確認しあう時がありますが、そういう時は大抵訴求は出来ているけど、あまり面白くないなと皆が感じている時です。
判断が難しいと思いつつも学生のみなさんは答えを求めているので、私ならどうするか、という仕事目線で一つの答えを提示すします。それが本当に最良の案であったかどうかについては、講評後も非常に考えさせられ、私自身にとっても非常に勉強にもなりました。また機会があればみなさんの作品を見させていただきたいと思います。
午後は編集ソフト「プレミア」を使ってアクションシーンの編集実習を行い、短い時間の中で何とか完成させるという、長いようであっという間の特別講義だったと思います。
麻生情報ビジネス専門学校のみなさんお疲れ様でした。

映像・広告クリエイター科講師 川村達哉
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