洋画や海外ドラマを「映像翻訳科」Advanced Classの受講生が翻訳し、「声優科」の受講生がアフレコし、日本語吹替版を作りあげる2学科合同の特別授業。
<全体の流れ>
日本語吹替版がつくられる工程すべてを体験することができます。
また、アフレコはプロも収録しているスタジオを使用して行います。
実際のプロの収録現場では、アフレコ時に翻訳者が立ち会うことが多く、翻訳者や声優はディレクターを交え、台詞や演技について相談する姿がよく見かけられます。
翻訳された台本に書かれている“書き言葉”が、演じられ“話し言葉”になると、いろいろな問題が出てくるからです。
合同で日本語吹替版をつくることにより、自分のパフォーマンスが日本語版制作の全体にどのように関係し、影響を与えているか。また、どのような重要性を持っているかを理解し実感することができます。
翻訳者は自分の作った台詞がイメージに合わないときや演技が違うときは遠慮せずに声優に伝え、声優は台本の解釈について、おかしい台詞について翻訳者に質問をする。
この特別授業の一番大きな目的は「映像翻訳者」と「声優」という立場の違う両者が、お互いの理解を深めることです。
それぞれのグループで今できる最高の日本語版を完成させましょう。
声優の基本である発声ですが、正しい発声法身に付いていない人も多く見受けられます。「発声のマエストロ」鈴木康夫講師が、一人ひとりを分析し、正しい発声法へと導く少人数のゼミです。