声優科|東北新社の学校だから力が身につく!
所属率は業界随一!
若き想いに満ちた日々を!
松永英晃 (有)スターダス・21所属/俳優/声優/演出家
児童劇作品を多数演出。俳優、声優としても幅広く活躍。
主な出演作は、映画「ラヴァーズ・キス」「S-最後の警官-」
TV「相棒」「やすらぎの郷」「いだてん」
アニメ「∀ガンダム」
吹替「インファナル・アフェア2・3」「高い城の男」
ナレーション「戦争と兵器」など
私が演劇を志すきっかけは自由劇場の旗揚げ公演「イスメネ・地下鉄」(作・演出 佐藤信)という作品です。
主演は吉田日出子さんで、後で知ったのですが地井武男さん、村井国夫さんなどそうそうたるメンバーが出演していました。その時のファーストシーンは今でも私の心に、強く鮮烈に残っています。閉じていた開き窓を少女が開け「おはよう!」と観客に向かって言ったのです。
その時、私の背中に電流が走りました(その後、私の演劇人生の中で2回電流が走っています。その2回については後日)。「この少女は全世界の人々に向かって、おはようと言ったのだ」と感じたのです。
たった一言で世界の人々に伝える。それはもしかしたら、私の大いなる勘違いなのかもしれません。でもその大いなる勘違いが今の私を存在させているのです。
これから始めようとしている人、今この世界に入ったばかりの人。自分がこの世界でやって行きたいバックボーンが、確かにあるのか?あるならその為に本当に突き進んでいるのか。表現は理屈ではありません。ましてや俳優(声優)の仕事は、現在この瞬間を役の中で生きることです。
私自身がプロとしてこの世界で仕事をしたのは演出家としてでした。その初めの経験が、俳優(声優)として役立っているのかは分かりません。ただプロとして私が成り立ってこられたのは、演劇に対する大いなる幻影と想いがあったからだと思います。
一度でいいから表現する世界にのめりこんでください。その時は現実の何もかもを捨てて・・・。そしたら、自分が何を表現したいのかがわかるかも知れません。
そして私が、皆さんにお願いしたいのは授業を受けるのではなく、授業に挑んで欲しいということです。その姿勢がプロとしての第一歩といえるのです。すべての人に可能性があるのです。その可能性を見いだす為に、自分の中にある優れた感性を磨いていってください。