Profile
【代表作】
【劇場字幕】
「ガールフレンド・エクスペリエンス」「沈黙の宿命 TRUE JUSTICE PART1」
【字幕翻訳】
「サブリナ」「めまい」「俺たちに明日はない」「シャレード」「フレンジー」(NHK)
【字幕演出】
「旅情」「ティファニーで朝食を」(NHK)
【英文字幕演出】
「DEATH NOTE」
字幕翻訳体験を行う時に、よく受講生の方に、複数回答も可という条件を付けて、なぜ映像翻訳に興味を持ったかを質問します。「英語が好きで興味を持った方?」「映画が好きで興味を持った方?」「海外ドラマが好きで興味を持った方?」実は私も本学科の卒業生で、私が勉強していた頃は、「映画が好きで興味を持った方」がダントツで1番多かったのですが、今は、よく「海外ドラマが好きで興味を持った方」が数を上回ります。
私事になりますが、2019年で、私がこの業界に入った、つまり、東北新社に入社して20年が経ちます。最初の10年は、字幕課のスタッフとして、翻訳を発注したり、上がってきた翻訳を演出したりすることを中心に、その後の10年は、映像テクノアカデミアに所属し、講師として、そして翻訳者として。
この20年間で変わったのは、受講生の傾向だけではありません。翻訳の仕方(ツールも、翻訳の内容も)、翻訳者に求められる資質(Q打ちもでき、調べ物ができる調査力など)が大きく変わりました。それを見つめ、対応してきた東北新社だからこそ、現在の映像翻訳者には、何が求められているのかが分かり、映像翻訳科の授業を通じて、受講生に教えることができるのです。
タイトルの“Welcome to the real world”は本校でも教鞭を執っている林 完治さんが字幕翻訳をされた“Matrix”の中でMorpheusが主人公のNeoに言う台詞です。
そこに私が続けます。
“We can show you how to get there.”