映像翻訳科|東北新社の学校だから力が身につく!
プロへの近道!
我々のライバルになってください
川本燁子 映画翻訳者
代表作/[字幕]…「サタデー・ナイト・ライブ」[字幕・吹替]…「フラッシュ・ダンス」[吹替]…「ロジャー・ラビット」[来日公演字幕]…「シカゴ」「プロデューサーズ」「ヘアスプレー」
皆様は映画のエンドロールをご存知のはずです。
CAST、STAFFと何と多くの人々が1つの作品に関わっている事か――
私は毎回、驚嘆します。映像翻訳者とは独りでその「一家」を背負って(しょって)いかねばならない仕事です。考えれば凄い事! 驚愕もの!
私も初めて自分の名前がTV画像に現れた時、鳥肌が立ちました!スリル満点!
銀幕デビューの時は恥ずかしくてどこかに隠れたくなりました…
あくまで黒子のはずなのに、晴れがましい仕事ではあります。同時に責任の重い、孤独で厳しい仕事です。
だからこそ学校へ通う意義があると思う…(私達の時代は学校がありませんでした!)そこにはギョー界で先に生きている先生がいる、同じ志を持つ仲間がいる、その年(笑)で学生証がもらえる… エンジョイ学生生活! 私は通学講座の利点を大いに生かした授業を心がけたく思っています。
ただし…
国際的に活躍している、あるユダヤ系の脚本家、演出家の言葉を皆様にもお教えしますね。
「WORKSHOP ACTOR(ACTRESS)」
私が彼の通訳をした際に教わりました。ワークショップと名の付くものには万難を排して参加する俳優を揶揄する言葉です。
目指すべきは本舞台のはずなのにワークショップに参加するだけで満足してしまう…手段のはずのワークショップ参加が目的と化している…
翻訳学校の落とし穴もそこにあるような…
受講生には、我々からあらゆるモノを吸収して、とっとと一人前になって、とっとと卒業して、とっとと我々のライバルになって欲しい!?!(笑)
お目にかかる日を楽しみにしています。