映像翻訳科|東北新社の学校だから力が身につく!
プロへの近道!
息の長い翻訳者に!
岡田理枝 (株)東北新社/音響字幕制作事業部 演出部・字幕課
代表作/[字幕演出]…「スター・トレック」シリーズ [劇場字幕翻訳]…「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」「47歳 人生のステータス」 [字幕翻訳]…「THE GREAT(奇数話)」
映像テクノアカデミアに入学後、縁あって東北新社の音響字幕制作事業部 演出部 字幕課で仕事をするようになり、10年が過ぎました。
いまだにはなはだ未熟ではありますが、今回は映像翻訳を志す皆さんへのメッセージということで、”翻訳者として身を立てられるようになるには”という視点で、日ごろ感じていることをお伝えしたいと思います。
「英語の読解力が確かで、日本語の表現力があること」
どちらも熟練者になるには時間がかかりますが、これこそが屋台骨です。
近道もありませんので(あったら教えてください…!)、冷静に現在の自分の能力を判断しつつ、日々精進したいですね。
「アカデミア在学中に足場を固めておく」
私自身が生徒として通っていた時分に先生から言われたことです。
自分自身が現場で働くようになって痛感しましたが、ひとたび現場で働くようになると、ゆっくり勉強している暇はありません。
特に英文読解力が甘いなど、短期間で直せない弱点は、結局いつまでも改善されないままになってしまい、結果的によい評価を得られないことになります。時間のある学生のうちにぜひ足固めを!どうか息の長い翻訳者さんになってください。
何事であれそうだと思うのですが、限界を作るのは結局のところ、自分自身なのではないでしょうか。味方になるのも敵になるのも自分。自らを甘やかさず、たとえ1ミリでも、いや1マイクロメートルでもいい。一歩先に進もうとする意志があるなら、目標が現実になる日が必ず訪れると思います。一緒に成長していきましょう!