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【スタッフこぼれ話】3匹の子猫・ジジ編

2010年10月21日 10:17

某月某日

私の名前はジジ。この家に住みついて13年。最近年を取ったせいか、足腰が弱くあまり高い所までジャンプが出来なくなってしまったのよ。

 

でも私はまだまだ若い者には負けないわよ。なんて言ったって、私は高貴なシャムの血筋を引いているんですもの。

ジジ13歳.jpg 

 

この家の主は自称"手久埜坊(テクノボウ)"。別にお坊さんでもなんでもないのに、私に言わせればチャンチャラ可笑しい生臭坊主よ。

だって、お酒は飲むし、煙草は吸うし、大体、お経すら読めないんだから。

しかも2本足で歩くのよ。

 

普段は新宿御苑の方で、よく分からないけど演劇関係の仕事をやっているみたい。

 

奥さんがいない時に限って、私に時々愚痴をこぼすのよ。

 

私は彼の膝の上で黙って聞いて上げるんだけどね。まあ話の内容は他愛ないものよ。今日の試演会は上手く行ったんだけど、疲れた~とか、創作舞台では、照明が上手く行かなかったなあ、とか、最近ではコラボ特別授業の表彰式があったんだって。

 

帰ってきて、今日は大成功だったんだけど、パーティではビールで乾杯したかったのに、自分はコカコーラーで乾杯したんだって。

 

いいじゃないねえ、同じ炭酸なんだから。

 

 

とにかくこの家には、私と同じように4本足で歩いているのが、後2人ばかりいるんだけど、この2人は生意気なのよ。ララと言うアメリカン・カールとキンと言うチンチラ。

 

女ばっかりなの。私はこの2人は好きになれないわ。

 

あ、ララが来たから、私は自分の寝床に帰る。

                                                                           ジジ

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