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ホーム声優科卒業生インタビュー > 牛田裕子 (2回目)

役者としても、女性としても、人間としても、魅力的でありたい!

牛田裕子 (2回目) 青二プロダクション所属/2008年3月卒業


【主な出演作品】
外画:「Gフォース」「トランスフォーマー/リベンジ」「G.I.ジョー」「2012」 「COBRA THE ANIMATION-タイム・ドライブ」「最’笑’超人列伝 スーパーヒーロームービー!!」 「ドールハウス」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」

今回は二度目の出演となる、牛田裕子さんです。 このコーナーで二度にもわたって登場いただく方は、もちろん初めてです。

デビューしてから現在まで、めきめきと活躍の幅を広げている期待の星の牛田さん、そんな彼女にデビューしてから仕事の面で、心境の面で、どのように考え方が変わったかを伺いたいと考え、再登場いただきました。
インタビュアーは、佐藤宏樹ディレクター。現在佐藤ディレクターが演出をしている海外ドラマシリーズの主役に、牛田さんを抜擢した責任者です。その収録前にお話を伺いました。

忙しい中、すみません。2時間後には本番ですが、そちらもよろしくお願いします。

そうですね。よろしくお願いします。

前回、牛田さんにインタビューした時は卒業したばかりでしたよね。

はい、そうです。事務所に入ったばかりの新人で、まだ右も左も分からない状態でした。

今は?

今は事務所に入って、3年目なので少しは経験も増えて……と言ってもまだまだ新人で、この業界のことは分からないことだらけなんですが……。

そうですよね。でも、仕事に対しての取り組み方は、以前と変わらないと思うんですが、当時と今との牛田さん本人の違いはなんですか?

違い?難しいですね・・・・・。

つまり、考え方でも良いし、心の持ち方でも良いけど……。

最近になって少し分かってきたことは、作品を創るにあたり、一人じゃないんだなというのを感じてきました。
私一人でやっているわけじゃない。共演者が居て、ディレクターさんが居て、ミキサーさんや、翻訳者の人たちが居て・・・と大勢の人達で一つの作品を創っているんだ、と思うようになりました。
アニメだったら、一から作っている人が居て、監督さんなんかもスタジオに来て、……。
そういう人達を見ると、この人達は一年も二年もかけて、この作品を創ってきたんだ、その熱い思いが映像になって目の前にあると思うと、いい加減な気持ちでは、声を当てられない、と思うようになりました。
そしてそれぞれの人達が、自分たちの考え方を一つの作品にぶつけているんだと感じました。

つまり、ここ1~2年で物事を客観的に考える様になった、即ち、全体が見渡せるようになったと言う事?

まだ少しですが、自分一人でやっているんじゃないと言う事だけは分かってきました。
だから、その作品に携わっている人それぞれの考え方があるし、私自身も少し楽になってきました。

楽になった、と言うと?

今までは全部自分でやらなきゃ、自分で決めなきゃ、と思っていたんです。

それはきついですね。

自分の考えてきたものが、全部正しいとは限らないじゃないですか。例えば役作りなんかもそうだし、台詞の言い回しなんかもそうだし……
家では、私が思うとおりに練習していくけど、現場に来ると共演者から台詞が返ってくる。「えっそう来るの?」なんて事が多々あり、最初はすぐ対応が出来ませんでしたが、段々、そう来るならこうしよう、なんて出来るようになりました。

今までは、自分の考えてきたものが違うと言われると、単に自分は間違っていたんだ、と思っていたんですが、そうではなくて、それぞれの考えを言って、すり合わせると言うのも大事な要素なんだと教わりました。

そうですよね、特に外画(外国映画)の場合は、台詞の解釈の違いがあったり、演技をどう捉えたかによって、微妙にニュアンスが変わってきますからね。

そうなんです。
たとえば、ある役者さんは最初と最後で芝居を変えたいと思っていても、ディレクターさんは、最初から最後まで引きずっていって欲しいとか……。そんな会話が飛び交っていました。
でも私から見ると、どっちでもアリなんですね。

「その解釈は違うよ」と言われて、自分が間違っていたと思う人は、やはり経験の浅い新人さん達に多いですね。しかもそういう人達は緊張しちゃうんですよね。

私なんか最初は、「そこは違うよ」なんて言われると、パニック状態になってしまって、頭が真っ白になっていましたね。

今はシリーズ物の主役をやっているから、共演者の気持ちも分かってくるし、周りに助けられていることも分かるし、自分一人ではないという感じは、痛切に感じると思うんだけど……。

そうなんですよ。また、自分がそういう立場にいるという責任感も感じています。

本当の事を言うと、最初の僕の作品では、台詞のあまり無い端役から始めたんですよね。そして何回かやっている内に、段々あなた自身も力が付いてきて、今は主役をやって貰っているんだけど……。

有難うございます。

実はディレクターにとって、新人を主役に抜擢するっていうのは、物凄く勇気のいることなんですよ(笑)
レギュラーものの主役をやるようになってから、生活面でも何か変わったことはありますか?

そうですね、あまりお酒を飲まなくなりましたね(笑)。

そう言えば、あなたはお酒が好きでしたよね。

好きと言うほどでもないんですが、一応お付き合い程度には飲みます。

役者さんは大体、お酒を飲みながら、交流を深めていますからね。

でも、お酒を飲むと次の日、声が思うように出なくなったり、響きがぶれるんですね。
だから、次の日が朝からお仕事の時は、なるべく飲まないように、ノンアルコールにしたりしています。

じゃあそういうお付き合いはあまりしないんですか?

ケース・バイ・ケースですね・・・やはりそういう場所じゃないと、出てこないようなお話も沢山あるんですよ。
また先輩達の話を聞いていると、物凄く勉強にもなるし……。
現場では、ほとんど話せないですから。そういう時こそチャンスです。

確か年始に、皆で飲みに行ったことがありましたね。

そうです、そうです。その時に、私の大好きな海外ドラマ番組に出演していた唐沢潤さんと同席したんです!
もう、色んな事を聞いちゃいました!!あの時のお仕事は私にとってまだ数本目のお仕事だったんです。
それなのに、そこに私の大好きな唐沢潤さんがいらっしゃったんで、もう、大感激でした。

そういえば、山像かおりさんと長尺映画の収録をしたことがありましたよね。その時も山像さんと熱く語っていたのを覚えていますけど……

え~!よく覚えていますね、そうなんですよ。
山像さんと一緒の時は、それはそれは緊張して、でもすごく勉強になりました。私は何本も山像さんの作品を見させて頂いていますし、舞台を観に行った時の半券を今でも持ち歩いているんですよ。
とにかく、自分の呼吸で演技をしていらっしゃるんです。

そういう色んな人との出会いがあって、色んな事を教わりながら、今に至る訳ですね。

はい。有難いです。 これからも、真っ直ぐ、先輩たちをお手本に演じさせて頂こうと思っています。

私、親に、ある女優さんを演じた作品を見てもらったんです。そうしたら、「あんた、あのやぼったい感じが良く似ているわ」と言われた事があるんです。

そんなことないと思うけど(笑)
ご両親の話が出たので聞きたいんですけど、ご両親はこの業界に入った事を喜んでいらっしゃるんですか?

親としては、大学も出たんだから、ちゃんと就職をして欲しかったと思います。応援はしたいけど、心配なんだと。
なにしろ不安定じゃないですか、この業界って。
だけど、「今はやるだけやってみたら」と言ってくれています。本心は子供の夢を叶えさせたいと思っているようです。

良いご両親ですね

はい。私が出た作品は、何回も観ているんですよ。

それでは最後にですね、これからどういう役者さんになりたいですか?

う~ん、難しいなあ。
色んな役者さんがいて、その役者さん達は皆さん、その方そのものなんですよね。ですから、私みたいなまだ若い、駆け出しが、こんな役者さんになりたいと思っても、それには長い人生経験が必要だし……。
とにかく魅力的な役者さんは、ミステリアスと言う意味で”怖い”です。そして”素敵”です。
だから皆さん、本当に素晴らしいので、どんなと言われても正直言って「まだ分かりません」と言うのが、私の本音かも知れません。

ただ、「役者としても、女性としても、人間としても魅力的でありたい」と思っています。この考え方は、高校の演劇の先生に言われた言葉です。とりあえず、今は全部吸収して、揉まれて、柔軟性を持って、ぶつかって行くしかないなあと思っています。

ありがとうございました。僕も仕事を通して、牛田さんのさらなる成長を見守っています。

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