映像テクノアカデミアの「トライアル」とは、業界最大手である東北新社の音響字幕制作事業部が行う「翻訳者採用試験」のことです。この試験は毎年、春と秋、4月と10月に行っています。音響字幕制作事業部では他ではトライアルを行っていませんので、新人翻訳者が登録できる唯一の方法です。このトライアルは映像テクノアカデミア映像翻訳科の卒業生しか受験することはできません。
アカデミアの集大成
期間はそれぞれ1週間
音響字幕制作事業部へ
成績優秀者から順次
映像翻訳科で教わったことが身についているかをはかる試験です。つまり、本学で勉強した「字幕」「吹替」」それぞれの分野で仕事を受ける実力が付いているかを判断するテストです。この2つの分野の翻訳をそれぞれ1週間で仕上げて提出します。長さはそれぞれ10分程度になります。
3月修了生は4月に、10月修了生は10月に受験できます。受験できるのは、Advanced Class、大阪校字幕翻訳クラスの修了生です。各科修了直後、1回目のトライアルは無料で受験できます。修了生が再受験を希望する場合は、有料で受験が可能です。
このトライアルは映像テクノアカデミアが実施するのではありません。社内の別部署である東北新社の音響字幕制作事業部が行います。この音響字幕制作事業部とは外国映画やテレビ番組の日本語版を制作する部署です。この部署がクライアントから日本語版制作の仕事を受注し、翻訳者を決め翻訳を発注し、上がってきた翻訳に演出をかけ、アフレコ・編集をし、日本語版を完成させ、クライアントに納品します。トライアルでよい成績を取ると、この音響字幕制作事業部から翻訳が発注されます。つまり、翻訳者としてデビューできるわけです。この部署は日本で一番の作品量と質を誇っています。翻訳の仕事はたくさんあります。あとはあなたがそれを受けられる実力を身につけるだけです。