映像翻訳科|東北新社の学校だから力が身につく!
プロへの近道!
上智大学で業界セミナーを開催!
上智大学で業界セミナーを開催!
将来の進路をどうするかということは、学生さんたちにとって重大関心事のひとつだと思います。
そこで今回、上智大学の学生局キャリアセンターの方と相談のうえ、卒業後のことを考える一助になればとの思いで「映像翻訳業界について」をテーマに特別セミナーを行いました。
10月30日(土)、よりによって「台風14号が関東地方に再接近か」という日で、コンディションの悪い中決行しました。
「東京直撃」とか「関東に上陸」だったら迷わず中止、となるところですが「接近」というのは判断に困ります。 地下鉄丸ノ内線で、映像テクノアカデミアのある「新宿御苑前駅」から上智大学のある「四谷駅」まではたったの2駅ですが、雨が激しいのでタクシーに乗って上智大学へ。 正門を入ってセミナー会場の12号館まで歩いただけでもう全身ずぶぬれです。
こんな日に学生さんたちは来てくれるのか、と心配しつつ準備をして待つうちにひとりふたり、またひとりふたりと。開始時刻の13時には70名近く、最終的には76名もの方々が集まってくれました。上智の学生さんは熱心ですばらしい。
開始してまず映像テクノアカデミアの小柳事務局長が、映画会社やビデオ会社などから翻訳者まで仕事がどのように流れていくのかを解説。劇場字幕用、テレビ放送用、DVD販売用、航空機内用など用途によってルートが異なり、携わる会社も違ってくるので、それを図示して説明しました。
次に、上智大学OBで映画翻訳者の林完治さんが「字幕翻訳体験レッスン」を行いました。本日の目玉のひとつです。参加者の皆さんに実際に映画の台詞を翻訳していただき、林講師がSST(字幕制作ソフト)上で映像に字幕を表示させながら解説。短い時間ではありましたが、字幕翻訳の面白さや難しさを感じていただけたと思います。
そしてもう一つの目玉は、東北新社外画制作事業部翻訳室の川又勝利による講演です。本来なら皆さんに吹替翻訳にも挑戦していただく予定だったのですが、台風により交通機関に乱れが出ているとの情報があったため急遽割愛し、大学生活を経て東北新社に入社し映像翻訳者になるまでの体験談を川又講師に語ってもらいました。
川又講師も上智大学の卒業生で、年齢も比較的近く親近感があるようで、皆さん熱心に聞いてくれていました。
終了は15時。しかし、そのあとも大勢の方が残り、各講演者が個別に質問を受けていたので、結局終わったのは16時過ぎでした。「参加して良かった」とのご意見を多くいただき、少しは何かの役に立てたのではと嬉しく思います。相変わらず雨は降り続いていましたが、交通機関への大きな影響もなく、その面でも安心しました。 これからも是非、このような機会を設けて行きたいと考えています。
上智大学の皆さん、どうもありがとうございました。